今季からJ1復帰する湘南は1月31日、BMWスタジアムでJ3の福島と交流戦を行い、1-1で引き分けた。

 前半4分に先制を許したが、その後は攻め続ける展開。相手の体を張った守備に阻まれ、ようやく後半33分にMF古林の右クロスを新加入のFWアリソンが頭で合わせて同点。格下相手に苦戦したが、曹貴裁監督(46)は「(J2優勝で)選手は何もしないで強くなったと思いがちだが、目が覚める良い機会。初心に帰るきっかけ」と歓迎した。

 先発には、圧倒的な強さを見せた昨季の主力であるMF永木やDF遠藤に、新加入のMF山田、FW高山、FW藤田祥らが名を連ねた。連係で相手を崩す場面もあったが、「1秒未満の中で、テンポのズレがある」と監督は不満顔。トルコキャンプ(2日~)では、練習試合を7つ組んでおり、J1で強さを発揮するために実戦を積む。