日本は23日午後4時(日本時間同10時)からドーハのハリファ国際競技場で行われる初戦でドイツと対戦する。

7大会連続7度目の出場となる日本はFIFAワールドカップ(W杯)通算5勝5分け11敗、20得点29失点。これまで日本中が歓喜した20得点のデータを集計し、記録的見どころをまとめた。

 

◆通算最多=本田圭佑の4得点 本田は10年南アフリカ大会から2、1、1点と3大会連続ゴールで最多の4得点。2位は3人の2得点で、稲本潤一、岡崎慎司、乾貴士。1得点は10人。今回のカタール大会メンバーがゴールなら、いずれもW杯初得点となり、次の得点者が史上15人目となる。

◆1大会最多=2得点が3人 02年日韓大会の稲本潤一、10年南アフリカ大会の本田圭佑、18年ロシア大会の乾貴士が記録。いずれも1試合1得点を2度。

◆1試合2得点以上=過去になし。今回のカタール大会で初の個人1試合複数得点に期待。

◆最年長=本田圭佑の32歳11日 18年ロシア大会の1次リーグ第2戦のセネガル戦で記録。今回のメンバーで32歳以上のフィールド選手は36歳のDF長友、34歳のDF吉田、32歳225日のDF酒井の3人。過去の20得点はMF、FWの選手で、DFがW杯で得点なら日本初となる。

◆最年少=稲本潤一の22歳259日 02年日韓大会の1次リーグ初戦ベルギー戦で記録。今回のメンバーで更新の可能性があるのは21歳のMF久保だけ。日本のW杯最年少ゴールが期待される。

◆最速=香川真司の前半6分 18年ロシア大会の1次リーグ初戦コロンビア戦で記録。PKでマークした。日本のW杯でのPKゴールはこの1点だけ。初戦の最速ゴールで勢いに乗った日本は1次リーグを突破した。

◆直接FK=本田圭佑、遠藤保仁が各1得点 10年南アフリカ大会の1次リーグ第3戦デンマーク戦で本田が左足、遠藤が右足で記録。1チームが1試合で2本の直接FKを決めたのは、66年イングランド大会のブルガリア戦でブラジルのペレとガリンシャが記録して以来44年ぶりだった。

◆途中出場=3人が1得点。02年日韓大会の1次リーグ第3戦チュニジア戦で森島寛晃、10年南アフリカ大会の1次リーグ第3戦デンマーク戦の岡崎慎司、18年ロシア大会の1次リーグ第2戦セネガル戦で本田圭佑が記録。今大会の交代枠は従来の3人から最大5人に増え、途中出場選手の役割は大きくなる。

 

<日本代表のW杯のゴール一覧>

▽98年フランス大会

1 FW中山雅史(30歳)後半29分 ジャマイカ戦

▽02年日韓大会

2 FW鈴木隆行(25歳)後半14分 ベルギー戦

3 MF稲本潤一(22歳)後半22分 ベルギー戦

4 MF稲本潤一(22歳)後半6分 ロシア戦

5 MF森島寛晃(30歳)後半3分 チュニジア戦

6 MF中田英寿(25歳)後半30分 チュニジア戦

▽06年ドイツ大会

7 MF中村俊輔(27歳)前半26分 オーストラリア戦

8 FW玉田圭司(26歳)前半34分 ブラジル戦

▽10年南ア大会

9 FW本田圭佑(24歳)前半39分 カメルーン戦

10 FW本田圭佑(24歳)前半17分 デンマーク戦(FK)

11 MF遠藤保仁(30歳)前半30分 デンマーク戦(FK)

12 FW岡崎慎司(24歳)後半42分 デンマーク戦

 

▽14年ブラジル大会

13 FW本田圭佑(28歳)前半16分 コートジボワール戦

14 FW岡崎慎司(28歳)前半46分 コロンビア戦

 

▽18年ロシア大会

15 MF香川真司(29歳)前半6分 コロンビア戦(PK)

16 FW大迫勇也(28歳)後半28分 コロンビア戦

17 MF乾 貴士(30歳)前半34分 セネガル戦

18 MF本田圭佑(32歳)後半33分 セネガル戦

19 MF原口元気(27歳)後半3分 ベルギー戦

20 MF乾 貴士(30歳)後半7分 ベルギー戦