日本代表DF長友佑都(36=東京)が、FIFAワールドカップ(W杯)コスタリカ戦に向けて気持ちを新たにした。

ドイツからの大金星から一夜明けた24日、オンラインで取材対応。試合に際し、カズ(三浦知良)から激励の連絡をもらっていたことを明かした。試合後は、妻でタレントの平愛梨から「歴史的勝利を見せてくれてありがとう」と祝福の言葉。「自分たちでつかんだ必然だと思う」と胸を張った。

勝利の瞬間は大興奮で「ブラボー!」と連呼。この動画が拡散されて話題になり、盟友の本田圭佑もSNSで反応した。前夜は宿舎も祝福ムードに包まれたが、この日の朝食時には、選手はそろって締まった表情に戻っていたという。「次負けたら意味はない。勝ってこそ、気を引き締めないと足をすくわれる」。ドイツ戦は左サイドバックで先発出場。日本史上初めて、W杯4大会連続でピッチに立つ金字塔を打ち立てた男も、すでに臨戦態勢に入っている。

いい雰囲気だったチームがうまくいかなくなる経験も、14年ブラジル大会などで経験する。その記憶を言葉でも後輩たちに伝え、練習に取り組む背中で見せていくのが年長組の役割でもある。「僕たち(ベテラン)がいる意義が問われている」。次の「ブラボー!」へ、気持ちをしっかり切り替えた。【岡崎悠利】