Stats Perform社のデータサービス「Opta」によるアルゼンチン-メキシコ戦のデータがインターネット上で波紋を広げている。

この試合ではアルゼンチンFWリオネル・メッシ(35=パリ・サンジェルマン)が1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導いた。

問題となっているのはメッシの枠内シュート数。Optaのデータではゴールを決めたシュートのみの「1」となっているが、メッシは相手GKオチョアにセーブされたFKも蹴っている。このFKはオチョアが触っていなければゴールに入っていたとみられ、ネット上ではメッシの枠内シュートは少なくとも「2」ではないかという声が上がっている。

24日のブラジル-セルビア戦ではブラジルのネイマールが左CKから直接ゴールを狙った。このキックは枠内シュートに数えられており、ネット上には「あのネイマールのCKが枠内シュートで、メッシのFKは枠内にカウントされないなんて」と不満の声が次々に書き込まれた。

というのも海外ブックメーカーでは枠内シュート数にちなんだ賭けも行われており、1本の枠内シュート数の違いは大問題なのだ。Optaのデータを使用する英ブックメーカー「スカイベット」の「メッシが枠内シュートを2本以上打つ」に賭けた人々からは「お金を盗まれた」「詐欺だ」「もうスカイベットは利用しない」などとブーイングが上がった。