日本にまさかの敗北を喫したものの、E組2位通過となったスペインのルイス・エンリケ監督は「ショッキング」と振り返った。

後半3分、6分と立て続けに失点した場面について「崩壊モードに入った」と表現し、「その5分間で完全にコントロールを失った。私たちはパニックに陥りました」と明かした。

その上で「仮に日本がもっとゴールを決めなければいけない状況だったら、彼らはそれができたと思う。彼らは飛行機のように、我々の前を通り過ぎた」と電光石火の日本のプレーに舌を巻いた。

2点目がVAR判定でゴールが認定された。見る位置次第でインボールかアウトボールか異なってくるものだが、「見せられた写真は変更されたものに違いない。それが唯一の説明だった」とだけコメントした。

同時刻で行われていたドイツ-コスタリカ戦で、コスタリカが一時、2-1とドイツをリードしていたことについて問われた。仮にコスタリカ勝利なら敗退していたとあって「それは知らなかった。知っていたら心臓発作を起こしていたかもしれない」。

結果的にグループ2位となったことで、メッシを擁するアルゼンチンとは逆サイドで、優勝候補筆頭のブラジルもG組1位なら決勝まで当たらない。くみしやすい展開になったとみる向きもあるが、「祝うべきものでないし、満足していない。勝って1位でフィニッシュしたかった」としきりに悔しがった。

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