「防衛大臣」GK権田修一が、最少失点で切り抜けた。1点リードの後半45分。ペナルティーエリア外の右からスペイン代表FWアセンシオが放ったシュートも好セーブ。バウンドした軌道にも、落ち着いて処理し、勝利をたぐり寄せた。「この前のコスタリカ戦はその一本を防げなかったところで散々批判されたので。そこをしっかり止めるっていうのが、今日勝つためには絶対必要だった」とうなずいた。

コスタリカ戦の敗戦の悔しさをぶつけた。「皆さんの批判はあまり気にしなかったです。僕も正直気持ち悪かったのが、直接僕に『失点どうでしたか』って聞いてくれたらいいのに。ただ僕らはどんだけ批判されても、逆にいいときにもてはやされても、やることを変えないっていうことが僕らのメンタリティーで大事なところ。天国も地獄も一回見てるので」。強靱(きょうじん)なメンタルで難敵の前に立ちふさがった。