日本(FIFAランキング24位)がワールドカップ(W杯)初の8強入りをかけた決勝トーナメント1回戦クロアチア(同12位)戦は、5日午後6時(日本時間同6日午前0時)から行われる。

大一番を前に、データ分析会社「Opta」による両国の今大会ここまでのデータなどを紹介する。

◆3度目の対戦 日本がクロアチアとW杯で対戦するのは通算3度目(日本の1分け1敗で、ここまで無得点)。過去2戦は98年フランス大会(0-1)、06年ドイツ大会(0-0)でともにグループステージでの対戦だった。また、クロアチアがW杯で対戦しているアジア勢は日本だけ。

◆【日本】4度目 日本が決勝トーナメントに進出するのは直近の2大会含む通算4度目だが、これまでベスト8入りしたことは1度もない。アジア勢でベスト8以上に勝ち上がったことがあるのは1966年の北朝鮮と2002年の韓国だけ。

◆【クロアチア】3度目 クロアチアは通算3度目の決勝トーナメント進出。過去のベスト16では、いずれも勝ち上がっている(1998年のルーマニア戦は1-0、2018年のデンマーク戦はPK戦)。

◆【クロアチア】2戦だけ クロアチアが決勝トーナメント通算8試合で敗れたのは2戦だけ。98年フランス大会準決勝(1-2)と18年ロシア大会決勝(2-4)で、相手はともにフランスだった。前回2018年大会では、ベスト16のデンマーク、ベスト8のロシア戦はともにPK戦勝ち。

◆【日本】32.3% 日本の今大会ここまでのボール支配率は32.3%。勝利したドイツ戦(26.1%)、スペイン戦(17.7%)はともに同平均を下回っている。ちなみに敗れたコスタリカ戦の同試合率は56.8%だった。

◆【クロアチア】スコアレスドロー2戦 クロアチアは今大会1次リーグ3試合のうち、2戦で0-0。これ以前のW杯通算23戦で記録したスコアレスドローは、06年ドイツ大会での日本戦のみ。

◆【日本】アジア勢最多 日本が今大会1次リーグで挙げた4得点のうち、3点は途中出場選手が記録。W杯の同一大会で、途中出場選手が決めたゴール数としてはアジア勢最多(オウンゴールは除く)。堂安はこのうちの2得点を決めており、W杯同一大会で、途中出場からこれ以上得点を決めているのは、1982年大会のキッシュ・ラースロー(4、ハンガリー)1990年のロジェ・ミラ(4、カメルーン)2014年のアンドレ・シュールレ(3、ドイツ)だけ。

◆【日本】13分に1本 日本代表FW浅野拓磨の今大会1次リーグでの総シュート数は8本。出場時間(106分)から換算すると、約13分に1本の割合。

◆【クロアチア】歴代最多男ペリシッチ クロアチア代表史上、メジャー大会(W杯、ユーロ)で最も多くの得点を決めているのは今大会に出場するFWペリシッチと、98年フランス大会の日本戦でも決めたダヴォール・スーケルでともに9ゴール。またメジャー大会でのアシスト数でも、ペリシッチが同代表歴代最多の7をマークしている。今大会1次リーグでチームトップのシュート数を記録しているのもペリシッチで、ラストパス数はマテオ・コバチッチの5に次ぎ、同2位の4。