【ドーハ(カタール)4日】ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦の5日クロアチア戦に向けて、日本代表の森保一監督(54)、DF長友佑都(36=FC東京)が前日会見に出席した。

ベスト8がかかる一戦を目前にしても、森保監督はいつもと変わらない穏やかな口調だった。

「まずは厳しいリーグを突破して、明日のクロアチア戦に臨めることが非常に楽しみです。選手たちは非常に落ち着いていい準備をしてくれている。思い切って自分たちのプレーを発揮して欲しい」

この日、会見に同席した長友は「また大きな声でブラボーとさけびたい」など持ち前のトーク力を披露。森保監督は「毎回選手のコメント力が素晴らしく、しゃべることが難しいが、私らしく堅く行きたい」と笑わせ、真面目な指揮官らしく戦い方を語った。「チームの総合力で戦いたい。延長戦になれば5+1の6人交代枠で使えますし、試合をつないでものにすることをやっていきたい」。

会見の終盤には、広島監督時代に選手だったクロアチア出身のミキッチの名前を挙げて「彼とは広島で一緒で、非常にいい思い出がある。あとは彼から情報がもれないように…ジョークです」と笑いを誘う場面も。終始リラックスした様子。負けられない決戦にも等身大で臨む。