FIFAワールドカップ(W杯)でドイツ代表の1次リーグ敗退を受け、元代表のディートマー・ハマン氏(49)はハンジ・フリック監督の辞任を求めている。

直近の国際大会(2018年W杯、21年欧州選手権、22年W杯)は3大会連続でグループリーグ敗退と、ドイツサッカーは完全に地に落ちている。その失態の原因はどこにあるのかを明らかにする必要があると訴えている。

特に言いたいのが監督にたいしてだ。「フリック監督が続投することが良いことだとは思わない。彼は(W杯まで)18カ月間も時間があった。なのに、代表はピッチ内でも外でもみっともない姿をさらしてしまった。私にはこの体制で続ける理由が分からない」

ハマン氏は他国代表の監督の動向を例にこう言った。

「メキシコの監督は責任を取り、職を降りました。ベルギーは辞任しました。フリック監督は選手がいないと嘆いているが、責任とは何なのか? 監督が敗退について語るさまは、選手たちが責任逃れのプレーをしているのと同じです」

ハマン氏は、日本戦でDFリュディガーが浅野拓磨と並走した場面を「あおり走り」を表現し「恥ずべきプレー」と発言。国内から「黙れ、ハマン」とブーイングを浴びるなど、評論家として違った形でも注目を浴びている。