前回王者のフランスが優勝候補のイングランドを倒し、連覇へあと2勝とした。フランスFWエムバペ(23=パリ・サンジェルマン)は得点こそなかったが、随所に存在感を見せた。

1次リーグでは取材エリアで沈黙を貫いていたエムバペだったが、4日の決勝トーナメント1回戦・ポーランド戦後に「(沈黙は)集中したい時の自分流のやり方。目標は優勝だけ」などとコメント。この日は「イングランドはとてもいいチームだった」と話し、満面の笑みでスタジアムを後にした。

前半17分の先制ゴールは、中央にいたFWエムバペが起点となった。右に展開すると再び中央のMFチュアメニへ。右足を振り抜いたシュートは、目の前のDFの股を抜いて、強烈なゴールが左隅に決まった。

PKで1度は追いつかれるも、後半33分にFWジルーが決勝ゴールを決めると、手荒い祝福。13歳上のベテランの左頬を満面の笑みで何度もはたき、活躍をたたえた。

自らもドリブルと抜きんでたスピードで何度も敵陣を切り込み、観客を沸かせていた。

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