日本代表が、ワールドカップロシア大会メンバー発表前日に行われたガーナ戦に敗れ、西野朗監督(63)の初戦を飾ることが出来なかった。

 西野監督は、アフリカ最終予選に敗れワールドカップに出られないガーナに完敗し「結果はこういう形…トライは、たくさん出来ましたけども、結果を出すことが大前提なので、それが出なかった。半年、国内で試合をやっていなくて、ワールドカップ前にいい試合をと思ったが…残念」と肩を落とした。

 30日の前日会見では、質疑応答の中で「欧州視察に行く際『劇的に変えてみたい』と言っていた。ここのところパッとしない試合が続いている。何を1番、具体的に求めるか?」と質問された際、「サッカーは超絶的に大きく変えることは難しいと思いますけど、代表チームでは可能だと今、非常に感じています」と答えたが、その言葉どおりにはならなかった。

 21日の国内合宿から始めた3バックについては「時間がたつにつれ機能し、選手も代えていき、決定機も作ったが、リズムが取れない。序盤の入り方がスムーズでなかった」と機能しきれなかったことを認めた。

 翌31日に控えるワールドカップのメンバー発表については「そういうところも含め、今日の試合をと考えていた。ゲームから遠ざかっているメンバーもチェックできた」と言うにとどめ、試合後のフラッシュインタビューは最後まで表情がさえなかった。