ワールドカップ・ロシア大会に出場する日本は、FIFAランク6位のスイスに0-2で完敗した。

 就任から2戦2敗となった西野朗監督(63)はそれでも前向きだった。

 選手たちのプレーが求める水準に達しているのか? と聞かれると「非常にいいと思います。選手たちのコンディションは躍動感がありますし、連動して攻守に高い水準のパフォーマンス。グループとしてのパフォーマンスが若干取れていない。フィニッシュのところの課題は残しましたけど、守備から攻撃のスイッチ、攻撃から守備の連動性は、求めているところまできている」と評価した。

 W杯まで時間がなく、残る国際親善試合は12日パラグアイ戦(インスブルック)の1試合だけ。危機感は? と問われると「毎試合、毎試合選手とトライして、チーム、私自身もマイナスのイメージはまったくもっていませんし、いいチャレンジをしていると思います。チャレンジしていく、前向きにとらえられる状況。チームとして危機感というところは、まったく感じてはいません」と断言した。