日本はワールドカップ(W杯)ロシア大会前、最後の親善試合となったパラグアイ戦に逆転勝ちし、大会本番へ弾みをつけた。

 鹿島でもチームメートのDF昌子源(25)と、本職のCBの位置で始めてコンビを組んだDF植田直通(23)は「変わったことをやろうとは思わなかった。鹿島でやっていることをそのままやろうと思った。うまくブロックがつくれた」と振り返った。

 また、前半にバー直撃の惜しいFKを放つなど、ボランチとしてフル出場で攻撃をけん引したMF柴崎岳(25=ヘタフェ)は「(FKは)最近いい感じで蹴れていた。結果を出すことが何より大事だった。ただ、しっかり引き締めていかないといけない」と緩みはなかった。

 4-5-1の右MFとして先発したFW武藤嘉紀(25=マインツ)は「(ポジションは)やったことなかったので、どうなるかと思ったが、岡ちゃん(岡崎)や(香川)真司君が高い位置からプレスをかけてくれたので、(守備が)ハマった。自分たちのやりたいサッカーができた」と表情は明るかった。