1次リーグ敗退がきまったチーム同士の対戦。

 サウジアラビアはロシアに0-5、ウルグアイに0-1で敗れ、いまだ得点なし。同国サッカー協会の会長が名指しで選手を批判したり、2戦目に移動する際の機内で火事騒ぎがあるなどピッチ外のゴタゴタも続く。最終戦に集中し、初出場で16強入りした94年米国大会以来、24年ぶりとなる1勝を狙う。

 対するエジプトは、FWモハメド・サラー(26=リバプール)のプレーに注目だ。プレミア得点王の称号をひっさげ、華々しくW杯デビューとなるはずだったが、5月末の欧州CL決勝で左肩を負傷。大事な時期に3週間代表チームを離れ、不安を残したまま本番を迎えた。0-1で敗れた初戦ウルグアイ戦ではベンチ入りも出番なし。続くロシア戦ではPKで初得点も、周囲との連係が合わない場面が多くみられ、1-3で敗れた。エジプトは、過去2度の出場で白星がなく、勝てばW杯初勝利。エースの1発で歴史を刻みたい。

 

 ◇放送 NHK 25日午後10時45分