サッカーW杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦ベルギー戦に出場した日本代表MF長谷部誠(34)の応援会が3日未明、出身地の静岡県藤枝市内で開催された。父敏之さん(61)や長谷部を中学時代3年間指導した後援会長の滝本義三郎さん(74)らが参加。会場には100席用意されていたが、参加希望者がその数を上回ったため、急きょ、40席追加された。

 試合開始前から「ニッポン」「ハセベ」コールが起こり、後半3分に日本が先制すると大歓声と拍手で、会場が揺れた。一方で、試合終了間際にベルギーの決勝ゴールが決まるや静まり返り、ただ涙を流す参加者もいた。

 試合後、敏之さんは「本人がどう考えているかはわからないけども、親としては十分満足。今大会の23人が、今後の日本サッカーの道標を示したと思います」と、息子を含めた若きサムライたちを労った。