MF長谷部誠(34=フランクフルト)がベルギー戦終了後、西野監督との秘話を明かした。ハリルホジッチ前監督が解任された際、「自分も責任をとって、主将を若い選手にゆずってもいい。全力でサポートします」と申し出たという。だが、西野監督から「辞めない責任の取り方もある」と言われ、ここまでチームを引っ張ってきた。

 史上初の8強入りはならなかったが、強豪ベルギーに肉迫するなど、確かな爪痕を残した。「2010年はかなり守備的に戦ってのベスト16だった。今回はアグレッシブに行ってのベスト16。この8年間で日本は成長を示せた」と手応えを口にした。

 大会前は国内での盛り上がりに欠けていたが、1次リーグ初戦のコロンビアに勝ってから、一気に関心が高まった。「一番怖れていたのは無関心。厳しい目で見てくれてもいいけど、日本サッカーに関心を持ってもらいたい」と話した。