ヴィッセル神戸入りが決まっているスペイン代表MFイニエスタ(34)は1日、決勝トーナメント1回戦でロシアにPK戦で屈した後、同国代表からの引退を表明した。「これが代表で最後の試合だ。素晴らしい時間が終わるときだ。夢見たような結末にならないこともある」とコメントした。

 一時代を築いたスペインの象徴は、代表通算131試合に出場。10年南アフリカ大会ではオランダとの決勝で初優勝を引き寄せるゴールを決めた。ロシア戦は後半22分から出場し、1-1で突入したPK戦は1人目に蹴り、成功させた。今大会、1次リーグは全3試合に先発したが、ロシア戦はベンチスタート。途中出場から、柔らかなボールタッチと急所を突くパスで揺さぶった。

 神戸デビューについては、リーグ登録が20日以降のため、最速で22日湘南戦からの出場が可能だ。来日日程など、スケジュールについて、神戸は「すべて調整中です」と話した。