スペインはボール保持率74%、シュートは相手の6本に対して25本と圧倒も、「11人で守りを固められては苦しかった」とイエロ監督は振り返った。

 「ワールドカップの傾向はすっかり変わった」と堅守速攻のチームが躍進する中、パスサッカーにこだわりすぎた。GKデヘアは精彩を欠き、PK戦などを含めて4試合で枠内シュート12本を浴び、うち1本しか止められなかった。指揮官は「責任は私にある。批判は受け止める」と言い切った。セルヒオラモスは「PK戦は宝くじのようなもの」。10年大会優勝メンバーも30代になり、今後は世代交代が求められる。