劇的な幕切れでの敗退に、DF昌子源はピッチをたたいて悔しがった。

 試合終了直前のカウンターに対し、CKで攻め上がっていた敵陣から懸命に追いかけ、ゴール前のシャドリに向かってスライディングタックルを仕掛けた。しかし、わずかに届かず決勝点を奪われ「何で追い付けんのやろ、という悔しさ、ふがいなさが残った」と唇をかんだ。

 W杯初出場ながら、3試合にフル出場。世界トップレベルの実力を肌で感じた。今後も守備の要として期待される25歳のDFは「しっかりと守って、日本を勝たせる選手になりたい」と成長を期した。