国際サッカー連盟(FIFA)は4日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会で今後任命の可能性が残る主審17人を発表し、日本の佐藤隆治氏は外れた。佐藤氏はまだ笛を吹いておらず、1998年フランス大会から続いた日本人主審の試合担当は5大会で途切れた。

 佐藤氏は1次リーグ4試合で第4審判を務めたが、主審は任されなかった。大会副審に選ばれた相楽亨氏と山内宏志氏も予備副審に割り当てられただけだった。

 W杯に主審として初めて臨んだ日本人は86年メキシコ、90年イタリア両大会で試合を裁いた高田静夫氏。98年は岡田正義氏が笛を吹き、2002年日韓大会でW杯デビューした上川徹氏は06年ドイツ大会では3位決定戦の主審に抜てき。前回ブラジル大会では開幕戦のブラジル-クロアチアを、10年南アフリカ大会に続く選出となった西村雄一主審が任された。