イングランド代表のサウスゲート監督が着用するベストが、ロンドン博物館から寄贈を求められる可能性があると、11日にスカイスポーツ電子版が報じた。

 300年以上前にチャールズ1世が初めて袖なしの衣服を着用したが、サウスゲート監督がベスト姿で指揮していることから、ベストが再び人気になった。イングランド代表のオフィシャルスーツは英小売店マークス&スペンサーが担当しており、ベストの売り上げが急速に伸びているほか、Google検索でも上位に上がっているという。英俳優ヒュー・グラントもスウェーデン戦の前、ベストについてツイッター上で言及した。

 ロンドン博物館は同監督が大会期間中に実際に着用したベストの1つを常設コレクションとして展示したい意向という。「少なくとも300年続くスリーピーススーツが新しい流行ファッションとなり、男性のワードローブに不可欠なアイテムとなるだろう。サウスゲート監督がロンドンの伝統を復活させる。ベストをコレクションに加えることができたら、新設する博物館にとっても素晴らしいことだ」とコメントした。

 W杯序盤のころ、サウスゲート監督はデビッド・ベッカムのようなファッションリーダーになる可能性を指摘されていたが、笑い飛ばしたという。