5月18日のブンデスリーガ1部最終節ボルシアMG対ドルトムントの試合に、地元警察が神経をとがらせている。

バイエルン・ミュンヘンを勝ち点差2で追うドルトムントが逆転優勝を飾るには、この試合で3ポイントを獲得するしか道はなく、またボルシアMGにとっても欧州チャンピオンズリーグ出場がかなう4位の座を守るため、勝利は必須。そんな重要度の高い一戦だけに、スタジアム外でのファン同士の衝突も危惧されており、大衆紙「ビルト」によると、開催地メンヘングラードバッハの警察はこの試合を、ケルンとのダービーマッチ開催時に等しい“最大警戒レベル”に設定しているという。

同紙によれば、この“最大警戒レベル”まで引き上げられた場合、キックオフ前からヘリコプターが上空を巡回するだけでなく、暴動を鎮圧するための放水車や騎馬隊なども配置されるという。さらに、試合開始5時間半前の10時から試合終了2時間半後の20時まで、スタジアム周辺では瓶や缶などの持ち込みも禁止されるようだ。

当局は「警備上の理由から具体的な数は明かせない」と発表しているが、通常のダービーと同じく1000人以上の警察官がこの試合の警備にあてられると、ビルト紙は予想している。