ドルトムントに所属するパコ・アルカセルが、将来的な祖国復帰の可能性について語った。

アルカセルは昨年8月下旬、バルセロナからレンタル移籍でドルトムントに加わると、第3節から第8節までに出場した4試合で計7得点を記録。瞬く間にサポーターの心をつかんだ同選手に対して、クラブは加入から3カ月で買い取りオプションを行使し、2100万ユーロ(約25億2000万円)の移籍金で2023年までの契約を結んだ。

しかし3日の独紙「ビルト」電子版によると、アルカセルは母国メディア「マルカ」のインタビューに応じ、「(この先)どこでプレーするかは分からない。何が起こるか、誰も知ることができない。ただし、いつかはラ・リーガに帰りたい。スペインの天気、食事、習慣などが恋しいんだ」と話したという。

このことについて、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは「スペインで生まれ育ったFWが、いつか再びスペインでプレーしたいと思うことは、決して奇妙なことではない」とだけコメント。だがビルト紙は、「アルカセル自身は、基本的にはドルトムントで居心地の良さを感じている。しかし婚約者のベアトリスさんが強烈なホームシックを抱えており、スペインに帰りたがっている。今回の発言は、それが原因だ」と記している。