インテルミラノのルチアーノ・スパレッティ新監督(58)は14日、記者会見を行い、日本代表DF長友佑都(30)について「真面目な青年。素晴らしい選手だ」と好印象を述べたが、残留を要請するかについては「技術部長と話し合って決めなければならない」と明言を避けた。

 昨季ローマを2位に導いたスパレッティ新監督は、6シーズン連続で欧州チャンピオンズリーグ出場権(3位以内)を逃しているチームについて「このビッグチームを歴史に戦いうるチームに戻すために来た」と復権を誓った。

 また、長友について「真面目な青年。プレーする時は試合中に相手にかかわらず、全てをかけて当たっていく。良い人間だ。相手にもそれがわかる。人間として、プロ選手としては誰も何も言うことはできない。素晴らしい選手だ」とコメント。これまで対戦相手の監督として見てきた長友について、好印象だったことを明かした。

 しかし、チームには多くのDF陣を擁している。「守備の選手は人数が多いから技術部長と話し合って、決めなければならない」と、今夏での人員整理を行うことを示唆。長友の残留について明言を避ける形となった。