独専門誌キッカーによる年間最優秀選手の選定について、トニ・クロースの代理人が批判したと、25日の独紙ビルトが報じた。

 キッカー誌は年間最優秀選手に昨季限りで引退したフィリップ・ラームを選んだ。だが、Rマドリードで2冠を達成したクロースや得点王のピエールエメリック・オバメヤンより上という結果を、ファンや専門家は疑問視していた。クロースの代理人フォルカー・シュトルートは自身の会社スポーツトータルで「今年の年間最優秀選手の結果に非常に驚かされている。ラームは普通ではない選手キャリアを歩み、多くの成功とドイツサッカーへ多大な貢献をしてきたのは言うまでもない。だが、サッカー専門誌でドイツスポーツジャーナリストの会員が選定する年間最優秀選手2017には、昨シーズン素晴らしい活躍を見せた選手に選ばれなければならない。それは疑うことなくトニ・クロースだった」と見解を述べた。

 クロースはRマドリードで公式戦50試合、ドイツ代表として6試合に出場。シュトルートは「トニーはRマドリードで非常に重要な選手だ。クラブは欧州CL王者の防衛に成功した。歴史的な成功なんだ。それに11年以来となるリーグ優勝もはたしている」とコメントしている。