プレミアリーグのハダースフィールドのオーストラリア代表MFアーロン・ムーイ(26)がニューカッスルとの昇格組対決で決勝点を決め、チームを1-0の勝利に導いた。週末に行われたリーグ戦では、FWレッキー(ヘルタ)やMFロギッチ(セルティック)ら、オーストラリア代表勢が大活躍。31日に戦う日本代表にとって、厳しい戦いが待ち受ける。

 オーストラリア勢が止まらない。クラブで10番を背負うムーイは後半5分、左サイドからFWカチュンガとのワンツーでペナルティーエリア内に進入すると、右足でゴール右隅に決めて、プレミアリーグ初ゴール。クリスタルパレスとの開幕戦ではチーム2点目をアシストするなど、好調を維持。プレミア初参戦のチームを開幕2連勝に導いた。試合後、スカイスポーツのインタビューで「努力を続けて、改善し続けなければならない」と慢心はない。

 19日には、ヘルタで日本代表FW原口からポジションを奪ったレッキーがブンデス開幕戦でチーム全得点となる2得点を決めた。また、スコットランドリーグ6連覇中のセルティックに所属するMFロギッチも、リーグ戦では第3節で初めて先発すると、いきなり2アシストと結果を出した。189センチの長身FWユリッチも所属するスイス1部ルツェルンで4試合で1ゴールを挙げている。

 6月に開催されたコンフェデレーションズ杯で世界の強豪国と渡り合ったチームの主力4選手はクラブで結果を出し、コンディションは負傷者が多い日本とは対照的だ。オーストラリアはあと9日後に迫った天王山に万全の状態で乗り込んできそうだ。