-欧州CLでまたレアルと同組

 香川 レアルは何回もやっているから、チームとしてね。個人としてはあまり試合に出てないから何とも言えないですけど。あのポット1のどれかとは当たるわけで、逆にポット3にトットナムがいるっていうのはちょっと反則というか(笑)。3の中の一番強いやつらが来たんで。そこはすごくタフなゲームですし。ただ本当に自分にとっては厳しさであったり、そういうところでどこまでやれるんだっていうのが試されると思うんで。そこをチームとしても個人としても勝ち切れればさらに自信をつけていけると思う。ほんとに厳しい試合になりますけど、チャレンジして勝ちきりたいなと思います。

 -代表で大一番が待っている

 香川 僕としてはイラク戦欠場してるんで、その試合が終わったあとから、目標というか、それが今シーズン最初の大一番になるなと思っていた。そのために日々考えてトレーニングもしてきた。覚悟というか、そういうのはね、この2カ月で十分つくものはありました。あとはね、勝つだけ。そのためにチームとしてやれることがこれから短期間の中でたくさんあると思うんですけど、チームとしてまず1つね、自信を持ってやはりホームでの戦いに、みんなが1つになってやることが大事なのかなと思う。あとは経験ある選手なので、どれだけ引っ張っていけるかという意味で。そういうところも監督からも言われてますけど。

 -オーストラリア戦で決めたい?

 香川 もちろん、それしか考えてないですし。負ければそのあと考えればよいだけで、まずは本当にオーストラリア戦、全力でやはり、ホームでやれるという意味では、そこだけを意識してやってきた。それしか考えてないです。勝つか負けるかでしょうね。引き分けは特に意味がないと思ってるので。勝つか負けるかだと思います。

 -ホームの大声援がプレッシャーに転じることはない?

 香川 そこの持ち方をどうするかっていうのですよね。いや、もうそれはメンタルの持ち方ですし、ドルトムントもそうですけど、うまくいかない時のホームの雰囲気というのはどうしてもプレッシャーに感じたり、そういうのも何回か経験してるし。ただ僕は、この2ヶ月良い準備があったので、ホームでやれるっていうことをプラスにしか考えてきてないですし。ホームのみなさんが今日みたいな勝てる雰囲気を僕たちに送って欲しいし、僕たちはやはりホームでやれるというのをポジティブに、そしてアグレッシブに。オーストラリアがオーストラリアで僕たちにやったように、僕たちが今度自分たちのホームで、試合を積極的に支配して。本当に攻撃的な、全てにおいて、守備もそうですし、そこで後手を踏んじゃうと厳しい試合になると思うので、そこの意識だけをね、僕自身は確認しながらやっていきたいなと思います。

 -頭からいくつもり?

 香川 監督が最終的には決めるし、そういう話もしているので、あとは練習を見て決めると思うけど、僕自身としては頭で呼ばれたら行くし、途中で呼ばれたら行くし、準備は両方していきたいなと。あとはもう監督が決めるし、それを信じてやるだけです。(鈴木智貴通信員)