MF香川真司が所属するドルトムントが、ホームでFW原口元気が所属するヘルタを2-0で下した。

 香川は後半18分、MFゲッツェと交代しそのまま左MFに入った。同30分、DFザガドゥの縦パスが入ったシーンでは、反転してトラップし、相手DFラングカンプと入れ替わるなど“らしい”プレーも見せ、同41分には浮き球のパスを前線に送り、MFプリシッチの決定機も作りだした。

 以下は香川との一問一答。

 -試合が決まりかけてからの出場

 香川 決まっている感はなかったですね。僕としては、2点差っていうのはある意味怖い。スポーツですし、相手に一発のあるスピードのある選手もいるなかで、一発でやられたら分からない状況だった。攻撃で3点目取りに行くのかというバランスは見いだせない状況ではあったんで、難しさはありましたけどね。

 -1対1の守備で競り勝つ場面も多かったように見えたが。

 香川 取りきりたかったですし、もちろん1対1の場面は勝っていたと思うけど、セカンドボールだったり、3つ目4つ目がマイボールになれれば、もっとカウンターできていたと思う。個人としてはそこは負けてはいけない…途中から入った身としては。守備的なところは意識しましたし。そこは問題なくコンタクトできていたのかなと思います。

 -接触の時に肩は問題ない? 不安とか怖さは?

 香川 まったく怖さはなかったです。

 -攻撃面ではどういうとこを意識してた?

 香川 最後3分の1の中で監督から「違いを作れ」と言われてたんで。単調ではあったから、そこは意識しましたけど。もうちょっと絡みたかったですけどね、しょうがない。

 -今日のポジションで先発になることをひとまず目標にしていく?

 香川 そうですね。監督はステップを踏みたいという話をしていたんで、なので30分出たら、次60分であったり、練習もセット数で、何週間でどこまで…というのは見てるみたいなんで、それを踏まえた段階があるといわれてますし、いきなりスタメンと言うよりは監督としてのプラン…どんどん段階踏んでから、というプランがあるみたいなので、それを尊重しながら。ただ、やはり試合にスタメンから出たときにもっともっと僕はやれるっていうイメージはもっているし、その自信はすごく感じています。あのポジションとしては、あの状況で、最初から出ていたらもっと僕はできると思いますけどけど。

 -欧州CLもあるから、試合数も増えてチャンスは回ってくる。実戦も多い。

 香川 そうですね、欧州CLの1次リーグ見たら分かるけど、本当にタフなゲームがあるので、試される時だと思うし、もし負けた時の反応であったり、監督含めてチームとして試されるところは十分あると思うんで。それは1つ1一つ乗り越えないといけない。