ドイツ1部リーグのシャルケから同2部リーグのウニオン・ベルリンへ加入したDF内田篤人(29)は、移籍後初の試合でベンチ入りを果たした。青のビブスを着て、ベンチメンバーとウオーミングアップを繰り返したが最後まで出場機会は訪れず、デビューはお預けとなった。

 22日に入団してからわずか5日後の試合でベンチ入りし「今日ベンチ入れてくれただけでもありがたい。来週(代表戦で試合が)空くから、そこで練習をちゃんとしてからベンチ(に入る)、っていうほうが堅実という考えもあるだろうけど、ここでポンと入れてくれたのは(ありがたい)。こうやって雰囲気も見られたし、こういう選手がこういうプレースタイルっていうのも分かったし」と、シャルケ時代にも指導を受けていたケラー監督に感謝した。

 自身は招集されていないが、31日にはW杯本戦出場をかけたアジア最終予選オーストラリア戦が控えている日本代表について「なんとかなるんじゃないんですか。やってくれるよ。みんなが」とエールを送った。(鈴木智貴通信員)