ドルトムントのボス監督が解任間近で、後任にヒッツフェルト氏が浮上してるようだ。

 23日の独紙ビルトは以下のように伝えた。

 ドルトムントは25日のダービー戦を前に不安を抱えている。ここまで不調でダービーを迎えたことなどかつてなかった。欧州CLグループリーグ敗退、リーグで失墜。一部ファンや批評家からはトットナムに1-2で敗れた後、トーマス・トゥヘルを解任したことが間違っていたという意見から、今からでもトゥヘルに戻ってきてもらうべきだという意見まで出てきている。とはいえ当時トゥヘルとドルトムントの関係を考えるとあれ以外の道がなかったのも確かだ。

 だが、ブンデスリーガでの経験のないペーター・ボスを監督に迎え入れたのは間違いだった。代表取締役ハンスヨアヒム・バッツケとチームマネジャーのミヒャエル・ツォルクには速やかな修正が求められる。親和性のあるボスは落ち着きと柔らかさをもたらしているが、サッカーそのものは変化がなく、すでに研究されている。かつて監督だったユルゲン・クロップのような選手の意思やモチベーションを高める才はボスにはない。トゥヘルのような天才的な戦術眼もない。

 解任間近といえるだろう。欧州CLの直接出場権を手に入れるという目的を達成するためにはすぐにでも不振からの出口を見つけなければならない。Bミュンヘンがユップ・ハインケスを復帰させたことで息を吹き返したことから学び、短期的にチームを生き返らせる監督を招へいすることもありえる。元ドイツ代表キャプテンのローター・マテウスはオットマー・ヒッツフェルトの名前を挙げていた。ヒッツフェルトはすでに監督からの引退を表明しているが、ハインケスも1度は引退しながら復帰を果たしている。