ハンブルガーSVは新監督クリスティアン・ティッツ新監督のデビュー戦で1-2とヘルタに敗れた。試合後には60人あまりの熱狂的なファンが暴れ、警官隊に取り押さえられる場面もあった。18日の独紙ビルトが伝えている。

 また内部にも問題が起きている。この試合で先発を外されたギリシャ代表パパドプロスが監督を批判した。ティッツ監督はハーン、マブライ、ワレス、ディークマイアーという選手をメンバーから外し、これまでレギュラー選手だったパパドプロスもベンチに。「なぜプレーしなかったのかわからない。監督は何も僕と話をしなかった。僕から彼のもとに行くことはない」と怒り心頭だ。さらに「昨季はディークマイアー、マブライのような選手、それに僕も残留に貢献した。今日も1-0のリードを守るための経験が足らなかったことが見て取れたと思う」とコメント。

 クラブとの別れも考えている。2部降格後もチームに残るのかという質問に「2部でもプレーするのは難しい」と話していた。

 一方のティッツ監督は「試合前にある選手を起用し、ある選手を起用できないのは普通だ。この1週間で全選手と話をした」とする。パパドプロスを先発から外した理由について「守備ラインを高くとるためにスピードが大事だった」と説明していた。