MF森岡亮太が所属するアンデルレヒトはFW久保裕也が所属するヘントに敗れた。森岡は無得点で後半37分に交代した。
<森岡コメント>
-チームとして、今日はどんな感じでしたか
「いやあ、もう、負け方が一緒ですね、前半良くて、チャンスを外して、後半カウンターで決められる。で、試合内容が難しくなる。一緒、一緒ですね。ホントに一緒」
-それはなぜ?
「良い状態を90分間キープし切れてないということ。そしてチャンスで外してるというところですかね」
-試合の入りは良かったと思いますが
「そうですか? 最初、ヘントにもチャンスがありましたけれどね。お互いに、やってやられてという感じでした」
-前半は森岡選手が綺麗にチャンスメークをしてました
「そこだけじゃ、というところですよね。結局、こうやって1対0で負けたら何も残らないし。決めきれないと(なにも残らない)というレベルのチームだと思うので、そこまでの過程が良くても、プラスアルファで結果を持ってこないと、ゴールを取らないととというところだと思います」
-交代に関して
「走れてなかったので。あの前に、やっと良い形でセカンドにクロスが来た時に、あそこまで自分が行けてなかったので、多分、そこに入れる選手か(前に)枚数を多くしてという感じかなと思います」
-「走れなかった」というのは、74分、クロスを蹴った後、足を引きずってました。その影響?
「そうですね。もう、色んな意味で走れなかったので」
-スタミナ切れ、足の影響と
「でも、(クロスに対して)あそこには入っておきたかったですね」
-前半に比べて、アンデルレヒトは後半落ちたと思う。ピッチの中ではどう感じてましたか?
「ホンマにそう思いましたね。クロスのところまでは行きましたが、さっきも言ったように、やっとクロスからチャンスが出来た時以外、クロスからいいシーンがあったかというと、チャンスになってなかったですし。あと、向こうがボールを取った後、カウンターでゴール前まで持って行かれてばっかりだった。そこを潰しきれてない。自分たちが集中力を切らしていたというか。あそこでボールを奪いきった後、2次攻撃、3次攻撃と出来れば良い時のアンデルレヒトになると思うんですが」
-スタンダール戦はアンデルレヒトが良いサッカーをしたが、スコアーは1対3と開いてしまった。今日も、森岡選手が相手のMFからボールを奪って長い距離をドリブルし、テオドルチュク選手にスルーパスを通してチャンスを作り「良いプレーが生まれたな」と思った直後にカウンターを食らって失点した。皮肉な場面が続いていると思う
「そうですね(苦笑)。あの後、そのまま(失点)ですものね。あそこで簡単にサイドから抜けられてしまった。今日はそういうシーンが多かった。(自分からのチャンスで)あそこで決めきれれば、アンデルレヒトのゲームだったんですけれど、それもサッカーです」
-相手とボールを奪い合った際にマイボールにするのがうまくなっている
「そうですか。でも、そこまで行ければいいんですけれど、今日は特にそこまで行ききれないシーンが多かった。前線でキープされた時に、いい状態でボランチの選手に落とされるので、そうなると(相手ボールホルダーと)ガチャッと(競りに)行けない」
-自分としては相手との競り合いでボールがガチャッとなることに苦手意識はないんですか?
「そんなにないです」
-得意なイメージは?
「ないんですけれど、ディフェンスに行くときはガチャッとなるところまで行けば、取りきれそうなイメージはあります。もちろん、取りきればチャンスになりますし」
-今シーズン、ここまで森岡選手は大きなけがなく来ています。何か秘訣は?
「それこそ運次第ですかね」
-でも、アンデルレヒトにしても、ヘントにしても、けが人が多く、選手起用のパズルに監督が頭を痛めている。その中で丈夫な体は武器ですよね
「そうですね。怪我なく来れているのは凄い幸運ですね」
-日本人だと痛くても我慢して言わない人も多いじゃないですか
「めっちゃ我慢してます。サッカー、やっていきたいじゃないですか」
-実は無理しているのではないかと心配です
「いや、全然ですよ。ホンマにけがなく来ているので。無理だったら、もちろんプレーを止めてますよ。ポーランドの時は止めてる時もありましたし。日本にいた時は怪我がむしろ多かった。それで日頃のケアーのやり方を変えたぐらいです」
-12月、ベフェレンの頃、お尻の筋肉が固いと言っていた時があった。その後、シーズンが進めば疲労が蓄積されるはずだが、うまいこと体と付き合っている
「結構、(お尻に)来てましたけれど、(サッカーを)やりながら悪化させず、むしろ回復していくというのは、シリアスな怪我ではなく簡単な筋肉系の痛みだったら方法があるにはある」