欧州チャンピオンズリーグ3連覇に導く、オーバーヘッドシュートを含む2得点を挙げたレアル・マドリードのFWガレス・ベール(28)が試合後、「毎週試合に出たいが、今シーズンはそれがかなわなかった。夏に代理人とそのことについて話し合う必要がある」と語り、今季限りでの退団を示唆した。

 トットナムから移籍して5季目のベールは先発の座が保証されず、決勝も1-1の後半16分から出場。その3分後にDFマルセロからの左クロスに左足のオーバーヘッドキックで合わせ、勝ち越した。38分にも無回転のミドルシュートを放ち、リバプールGKカリウスのファンブルを誘って2点目。スーパーサブの面目躍如の働きで、3季連続13度目の優勝に導いた。自らの価値を高めるパフォーマンスだったが、ジダン監督はベールのスタメンについては「それは複雑かもしれない。しかし、選手みんなが自分自身のことを考えているし、それも理解している」とコメントした。