鹿島アントラーズからフランス1部トゥールーズに移籍したDF昌子源(26)が本拠地で入団会見に臨み、「チームを勝たせる男になりたい」と抱負を述べた。チームカラーである紫のポロシャツ姿で、最初にフランス語でスピーチ。地元記者から「ブラボー!」と拍手を受け、「鹿島は赤だったので、早く紫が似合う男になりたい」などと話した。

既にチームメートにも温かく迎えられ、アフリカ系の選手に誘われて一緒にダンスをしたとか。また、事前に「日本から持っていった方がいい物」を16年からフランスでプレーするGK川島永嗣に尋ねたところ、「気持ちだ」と言われたことを明かした。

鹿島では4バックだったが、「自分的には5バックでも3バックでも問題なく入れる」と自信を見せた。カサノバ監督も「すぐに順応するだろう。ポテンシャルがあり、レベルの高い、経験豊富な選手」と期待を寄せている。

会見後には本拠地でフランス杯ニース戦が行われ、昌子はチームメートと4-1の勝利を見届けると、ロッカー室にあいさつへ。次戦は13日となり、「その試合にコンディションを合わせようと思っている」とデビューを心待ちにしていた。(松本愛香通信員)