ペルーが王者相手に番狂わせを起こした。

前半にFWフローレスとMFジョトゥンのゴールで2点を先行し、終了間際には主将FWゲレロがダメ押し点。守ってはGKガジェセがPKストップを含む好セーブを連発して完封勝利に貢献した。今大会2得点目のゲレロは地元メディア「RPP」の取材に「選手たちが全力で戦ってくれたことがうれしいよ。我々は決勝進出にふさわしいチームだ」と、主将としてチームの姿勢を称賛した。

ギリギリでの1次リーグ突破から、決勝まで登りつめた。A組3位から決勝トーナメント(T)進出。準々決勝はウルグアイ相手に、3度のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に助けられた。同メディアでガレカ監督は「我々は逆境を克服する方法を知っている」と、下克上を続けるチームに胸を張った。

決勝では、1次リーグ最終節で0-5で大敗を喫して敗退直前まで追い詰められたブラジルと再戦する。同監督は「ブラジルは世界一のチームだが、決勝まで行けば誰でも勝ちたいと思う。(予選で大敗も)決勝ではこれまでの戦いとは違う。我々のメンタリティーは勝つことだ」と雪辱を誓った。