レアル・マドリードの日本代表FW久保建英(18)は、アーセナル戦(日本時間24日午前8時キックオフ)で控えメンバーに入った。

20日(現地時間)にヒューストンで行われたバイエルン・ミュンヘン戦で、移籍後初めての試合で後半開始からデビューを果たした久保。中盤に入り、スルーパスで得点機を演出するなど随所に光るプレーを見せた。また「ピッチに立てば(年齢やキャリアは)関係ない」と、45分間のプレーの中ではチームメートに大きな声で指示を送った。ジネディーヌ・ジダン監督は久保について「いい練習を積んでいるし、(試合で)プレーすることを怖がっていない」と評価していた。

バイエルン・ミュンヘン戦は4-3-3で臨んだレアル・マドリードだったが、この日はフォーメーションを4-4-2に変更すると見られる。そうなれば久保にとっては全所属のFC東京と同じであり、右サイドでの途中出場が理想の形と言える。

チームは8月16日のリーグ開幕に向けてチーム作りを進めている段階。今季のチーム初戦でもあった前戦は前半にクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ベルギー代表FWエデン・アザールら主力組が出場し、後半は久保を含む総入れ替えされたメンバーで臨んでいた。敗戦したものの、ジダン監督は「とても前向きな部分もあった」と収穫を口にしていた。

交代人数は最大11人が可能で、初戦に続いて久保にも出番が訪れる可能性は高い。戦力として計算できる存在であることをプレーで示せるか。

レアル・マドリードの先発メンバーは以下の通り。

▽GK

ケイラー・ナバス(32=コスタリカ)

▽DF

ダニエル・カルバハル(27=スペイン)

セルヒオラモス(33=スペイン)

ナチョ・フェルナンデス(29=スペイン)

フェルランド・メンディ(24=フランス)

▽MF

トニ・クロース(29=ドイツ)

ルカ・モドリッチ(33=クロアチア)

エデン・アザール(28=ベルギー)

ルーカス・バスケス(28=スペイン)

▽FW

カリム・ベンゼマ(31=フランス)

ルカ・ヨビッチ(21=セルビア)