大事な東京オリンピック(五輪)イヤーに、同世代の主力と目されるオランダ1部PSVのMF堂安律(21)が試合に出られない-。

8日も、3-0で大勝したウィレム2戦(ホーム)に後半45分から出場しただけ。公式戦5試合連続のベンチスタートに「練習していても、試合に出られない理由がわからない。(先発組より)劣っているとは思わない」と口にした。

堂安の一問一答は以下の通り。

-2試合ぶりの出場

堂安 彼(交代したイハタレン)がケガしなかったら、出なかったと思いますけど。

-出番のないこの1カ月半を振り返って

堂安 久しぶりの感覚というか。17歳で(ガンバ大阪の)トップチームに上がらせてもらったが、U-23で練習していた記憶がある。トップチームが20何人で練習していた時、3、4人でリフティングしかしない時もあった。そういう感覚に近い。

-PSVでも

堂安 もちろん(ここでは)紅白戦を含めてやってますけど、監督、スタッフ含めて、先発組しかケアできていない。サブにまで目が届いてない。(チームの不調もあり)それは十分理解しています。

-慣れるまでの辛抱か

堂安 慣れるもなにも、今できないとは思っていない。練習してても、試合に出られない理由も分からない。練習中に(先発組に)自分が劣っているとは思っていない。(先発していない)ここ2、3試合は本当にひどい試合が続いている。(スタメンに入れない)自分のイライラはありますけど、そういうのと戦いながらやっています。

-大一番だった2日のアヤックス戦は出番なし

堂安 悔しさは、もちろんある。人間なので(現状を)人のせいにしたくなる。監督やチームメートのせいにしたくなるけど、それをしたら成長できない。自分の立場をかみしめてね。(乗り越えた先に)サッカー選手だけではなく、人として成長できる。