フランクフルトMF鎌田大地がハットトリックを達成し、欧州リーグではリバプールMF南野拓実以来日本人選手2人目の快挙を成し遂げた。

ホームでのザルツブルク(オーストリア)との第1戦に先発。前半12分、ペナルティーエリア右でDFトゥーレのスルーパスをフリーで受け、左足トラップから落ち着いて相手GKスタンコビッチの股間を右足で抜いて先制点を奪った。同21分のペナルティーエリア左からフリーで放った左足シュートは惜しくも枠をとらえきれなかったが、同43分、カウンターからMFソウのスルーパスを受けてドリブルで駆け上がり、ゴール手前で左へ切り返して追走してきたDFをはがすと、左足で飛び出して来た相手GKをふわりと越える浮き球シュートでゴールネットを揺らして2点目をマーク。

さらに後半8分、DFヌディカの左クロスを頭でたたき込んでハットトリックを達成。同11分には縦パスでチーム4点目となるFWコスティッチのゴールの起点となり、全得点に絡む活躍で4-1の勝利に貢献して後半36分に退いた。

欧州リーグでの日本人選手のハットトリックは、ザルツブルク時代の南野が18年11月8日1次リーグのローゼンボリ(ノルウェー)戦で前半だけで達成して以来2人目。

フランクフルトMF長谷部誠は中盤の底でフル出場し、2点目の起点となり終盤には好守も見せた。ザルツブルクMF奥川雅也は前半終了で退いた。