パリサンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマール(28)のバルセロナ復帰が少し近づいているとスペイン紙マルカ電子版が14日に報じている。その理由はパリサンジェルマンのスポーツディレクター、レオナルドがネイマールの移籍について初めて、退団の可能性があることを明かしたことを、米メディアESPNが伝えたため。

ESPNによると、レオナルドはネイマールが今夏退団する場合の移籍金について、1億5000万ユーロ(約180億円)に設定したという。パリサンジェルマンが17年にバルセロナから獲得した際の金額が2億2200万ユーロ(約266億4000万円)だったため、値下がることになる。

バルセロナは以前より攻撃面を強化する選手としてネイマールの獲得に固執している。ネイマール復帰がバルトメウ会長の希望であり、入団が決定した場合はメッシを喜ばすことになるとみられている。

一方、レオナルドはフランス代表FWエムバペ(21)については移籍を許可しないことを併せて説明していたため、獲得を狙っているRマドリードはもうしばらく動向をうかがわなければならない。(高橋智行通信員)