スペインリーグは現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中断している。そうした状況の中、スペインリーグが作成した「各チームの練習再開に向けた行動手順」の草案の内容を、スペインのラジオ局カデナ・コペが1日に伝えている。

この草案では19ページに渡り、1部、2部リーグに属する各チームが活動再開に向けて順守しなければならないことが書かれている。すでに各クラブに送られているが公式のものではない。トレーニングについては段階的に実施することを勧めている。まず個人トレーニングを行い、問題がなければ8選手に分けた3グループでの練習、その後全体練習へと移行していく。

その他、リーグ戦再開前に最低15日間の練習を行うこと、チームはホテルや練習場に隔離され、許可を受けた人物のみアクセスできるようにすることを勧めている。また、練習を再開する72時間前に選手、コーチングスタッフ、同居者に対して検査を行い、選手が新型コロナウイルスの陽性を示した場合は完全隔離され、関係者全員が検査を受けることになる。選手たちは練習だけ行うことが可能でなり、それ以外の関係者は自宅待機となる。

スペインリーグが最後に行われたのは3月10日。それから3週間が経過するが、現時点で再開のめどは立っていない。(高橋智行通信員)