リバプールは、セネガル代表のサディオ・マネ(28)をレアル・マドリードに1億5000万ポンド(約202億5000万円)で売却できた場合、パリサンジェルマンのキリアン・エムバペ(21)を2億5000万ポンド(約337億5000万円)で入札すると14日付英紙サン電子版が報じた。

Rマドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、マネを今夏の補強ターゲットにしている。同選手は、18ヶ月前にリバプールと2023年までの契約を延長しており、現在週給15万ポンドを受け取る。マネの代理人は、非公式ですでにRマドリード側と接触済みだという。マネ自身は、移籍に積極的に動いている訳でもなく、リバプールもモハメド・サラーがRマドリードからターゲットにされた時のようにRマドリード追い払う可能性もあるが、リバプールオーナーのフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)は、ムバッペの獲得を望んでいるという。

リバプールは、マネを1億5000万ポンド(約202億5000万円)で売却できた場合、エムバペを獲得するにはさらに1億ポンド(約135億円)が必要となる。クロップ監督は昨年12月、エムバペを獲得できるような資金源はないときっぱり否定したが、ナイキ社との年間1億ポンドの大型契約がまとまる前の話だ。エムバペの週給40万ポンド(約5400万円)という高額な報酬を支払うことができれば、獲得の可能性もある。ナイキ社は、同選手の給与の一部を支払うように説得させられる可能性もある。(A・アウグスティニャク通信員)