プレミアリーグで30季ぶりの優勝を決めたリバプールが、祝福のために市内に集まった一部のファンの行動を非難したと27日付BBC電子版が報じた。

市内のウオーターフロントエリアに数千人ものファンが集まり、34人がけがをした。そのうち3人は、深刻だといい、現在も病院に収容されたままだ。また、ランドマークでもあるリバプールビルディングでぼや騒ぎがあり、消防隊が消火活動にあたった。

そのほか、暴力行動により15人が逮捕された。100人ほどが明け方まで残り、それを止めようとした警察官に向かってグラスやボトルなどを投げつける人もいたという。

リバプール、リバプール市と地元警察は合同で声明を発表した。「私たちの街は、まだ公衆衛生上の危機にあり、このような行為はまったくもって許されるものではありません。新型コロナウイルスの第2波のピークがくる可能性も残されています。ロックダウン中に積み上げてきたものを台なしにしないためにも皆で協力することが必要です。安全が確認されてから皆で一緒にお祝いしましょう。私たちは、パレードを計画する予定です」とした。(A・アウグスティニャク通信員)