スペイン紙アス電子版は29日、レアル・マドリードの契約選手のうち今季は期限付き移籍で他クラブに所属した、久保建英を含む11選手の来季の行方を予想している。レアルへの復帰がほぼ確定なのはGKルニンのみ。レギロンにも復帰の可能性が出ているという。

 

<GK>

ルニン(オビエド=今季所属クラブ)

アレオラが期限付き移籍の契約切れで今夏パリサンジェルマンに戻るため、来季第2GKとして復帰するのは確定的。

 

ルカ・ジダン(ラシン・サンタンデール)

ジネディーヌ・ジダン監督の次男で、契約は今季まで。レアルは契約延長しない予定で、退団を余儀なくされる。

 

<DF>

アクラフ(ドルトムント)

ジダン監督の来季の構想に入っているとみられたが、最終的に移籍金4000万ユーロ(約48億円)プラス出来高ボーナス500万ユーロ(約6億円)でインテルに移籍した。

 

レギロン(セビリア)

新型コロナウイルスの財政難により、素晴らしいオファーが届いた場合、レアルは受け入れる準備あり。パリ・サンジェルマンが獲得を狙っているという情報がある。一方、オドリオドラが退団した場合、レアルに戻る可能性も。

 

オドリオソラ(バイエルン・ミュンヘン)

来季は全く不透明。8月の欧州CL終了までバイエルンでプレーを続けることになる。

 

バジェホ(グラナダ)

レアルが今夏の移籍市場で売却することを検討している一方、グラナダは来季もプレーし続けることを望んでいる。

 

<MF>

オスカル・ロドリゲス(レガネス)

2部に降格したレガネスで素晴らしい活躍を見せたものの、現在、移籍先を探している最中。レアルはブンデスリーガのクラブを探っており、最低1000万ユーロ(約12億円)で売却する予定である。

 

セバージョス(アーセナル)

来季もアルテタ監督指揮下のアーセナルでプレーを続けることが確定的。

 

ウーデゴール(レアル・ソシエダード)

今季素晴らしいパフォーマンスを披露したが、来季もう1年はRソシエダードで鍛えられることを希望している。

 

久保(マジョルカ)

レアルでは来季の居場所はないが、それは既定の問題。スペイン国籍を持っていないため、レアル復帰はまだ待つ必要がある。来季は再び期限付き移籍でプレーすることになる。現在、有力候補にオサスナが挙がっている。

 

<FW>

マジョラル(レバンテ)

移籍先の候補としてヘタフェ、バレンシア、ビリャレアル、ラツィオの名が出ている。レアルは2000万~3000万ユーロ(約24億~36億円)の値をつけている。

(高橋智行通信員)