今夏の移籍市場でFWの補強を目指してきたバルセロナが、スペインの移籍市場最終日の5日にリヨン所属のオランダ代表FWメンフィス・デパイ(26)を獲得する可能性が高くなっていると、スペイン紙アス電子版が4日に報じた。

同紙は、リヨンのスポーツディレクターであるジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏が4日に行われたマルセイユ戦後のインタビューで、「メンフィス・デパイの件に関して、我々は何も隠すつもりはない。彼はすでにバルセロナと口頭で合意に達している。明日退団する可能性が高いが、私にはどうなるか分からない。しかし今現在、リヨンを去る可能性が最も高い選手だよ」と明かしたことを同日に伝えている。

デパイは4日、リヨンでの最終戦になることが濃厚なホーム開催のマルセイユ戦で、後半24分に出場したが、これはリュディ・ガルシア監督がバルセロナ移籍を予見して温存したためとみられている。チームは1-1で引き分けていた。

また、このオペレーションの移籍金が約1500万ユーロ(約18億7500万円)で合意に達する可能性があるとアス紙は伝えている。

(高橋智行通信員)