オーストリア代表DFダヴィド・アラバ(28)が現在、バイエルン・ミュンヘンからの契約延長のオファーを拒否しており、移籍先候補の1つとしてレアル・マドリードやバルセロナが挙がっていると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が12日に報じている。

同紙はドイツ紙ビルドの情報を引用し、契約が来年6月30日までとなっているアラバが年俸1100万ユーロ(約13億7500万円)を支払う準備のあるバイエルン・ミュンヘンの契約延長オファーを断っていると伝えた。

欧州王者バイエルン・ミュンヘンでは11年から絶対的なレギュラーのひとりであるアラバだが、現在、新たなキャリアを開始することに興味を持っている可能性があるとされ、移籍先の候補としてビッグクラブの名前が複数挙がっている。

ビルド紙によると、すでにパリ・サンジェルマンからオファーが届いている他、アラバが気に入っているレアル・マドリードや数年前から獲得に興味をもっているバルセロナへの移籍の可能性もあると伝えた。さらにキエッリーニやボヌッチのベテラン勢の代わりが必要となるユベントスも最近、強い関心を持っているという。

アラバは現時点で来年1月以降、他クラブと移籍交渉を自由に行えるようになるため、今後の動向に注目が集まる。(高橋智行通信員)