公式戦2連敗中のレアル・マドリードは24日、スペイン1部リーグ第7節でバルセロナとアウェー対戦する。厳しい結果の続く中、ジネディーヌ・ジダン監督が23日、翌日に控えたクラシコに向け、記者会見で意気込みを語っていた。

シーズン序盤の大一番となるクラシコについて、「自分たちの名誉を取り戻すのにベストの試合だ」と現在の悪い流れを変えるのにふさわしい試合であることを強調し、無観客で行われることについては、「我々は自分たちが無観客のピッチでプレーすることを分かっているが、それは全てのチームが同じだよ。いつもと違うものになるが、クラシコは常に特別だよ。我々にとって試合をいい形でスタートすることが重要だよ」と見解を述べていた。

負傷していたセルヒオ・ラモスについては「彼が我々のリーダーでありキャプテンであることを分かっているが、いつも通りリスクを冒すつもりは全くない。しかしすでに回復しており、我々と一緒にいるだろう。100%の状態になることを目指しているが、彼はすでにそうなっていると思う」とメンバー復帰を示唆した。

アンス・ファティやビニシウスなどの若手選手に注目が集まっていることについては「クラシコはクラシコだ。状況は無観客開催にかかわらず良い試合になる。バルセロナ対Rマドリードは常にチーム対チームの試合だよ」と返答した。

バルセロナについては「彼らは常に強かったチームだ。それぞれの監督が自分のものを持っているが、バルサは常にバルサだよ。いいサッカーをする方法を分かっており、常に相手を苦しめることができる難しいチームだ。彼らのやっているディテールについて説明はしないが、我々は明日難しい試合に臨むことになるし、それは我々にとってとても良いことだ」と言及した。

チーム危機により自身の将来がかかっていると報じられていることについては「言われていることについて、私は何も否定するつもりはない。昨シーズンも同じだったし最初の時代もそうだった。私がやるべきことは自分の仕事であり、100%の全力を尽くすことだ。それだけだよ」と返答した。

(高橋智行通信員)