ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35)とユベントスの契約は22年で切れるが、ユベントスは新たな契約をオファーするつもりがないと、9日付の英ミラー電子版が、スペイン・スポルト紙の情報をもとに報じた。

ユベントスの上層部は22年に契約が満了となり、ロナウドにフリーエージェントとして出て行かれるよりも少しでも移籍金を受け取ることを希望。1年早く今季終了後にも同FWを市場に出す意向だという。

ロナウドの放出はクラブにとっては大きな損失となるが、同FWは今のところ欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝をもたらすことができていない。一方でロナウドへの巨額の報酬がなくなれば、クラブにとっての大きな負担が減ることを意味する。

同FWは年俸3100万ユーロ(約37億2000万円)を受け取っているが、これはクラブで2番目に報酬の高いディバラの5倍以上の金額。ロナウドは中国や米MLSへの移籍は拒否し、欧州に残る可能性が高い。獲得に興味を示しているパリ・サンジェルマンへの移籍となれば、同FWにとっても欧州トップレベルでまだ活躍できるという良いアピールになるだろう。(A・アウグスティニャク通信員)