レアル・マドリード所属のスペイン代表DFセルヒオラモス(34)が11日に行われるオランダとの親善試合に出場した場合、ブフォン(イタリア)の保持する欧州歴代の代表キャップ数最多タイ記録に並ぶと、スペイン紙アスが11日に報じている。

セルヒオラモスの代表キャップ数は現在175試合。オランダ戦に出場した場合は176試合で、世界歴代の代表キャップ数6位のブフォン(イタリア)、ホッサム・ハッサン(エジプト)の2選手に並ぶことになる。ブフォンは現在、欧州歴代のキャップ数最多記録保持者となっている。

世界歴代の代表キャップ数ランキングでその上にいるのは5選手のみ。世界トップは184試合のアーメド・ホッサム(エジプト)。続いてアーメド・ムバラク(オマーン)が179試合で2位、アルデアイエ(サウジアラビア)とアルムタワ(クウェート)が178試合で3位、クラウディオ・スアレス(メキシコ)が177試合で5位となっている。

セルヒオラモスのスペイン代表デビューは18歳の時の2005年3月26日に行われた中国との親善試合だった。当時代表監督を務めた故ルイス・アラゴネス氏に起用され、チームは3-0で勝利した。

それから15年以上が経過し、34歳のベテランになった今でも変わらず、スペイン代表の守備の要であり続けている。またその間にW杯で1回(2010年)、欧州選手権で2回(2008年、2012年)優勝を成し遂げた。

セルヒオラモスは今後、来夏開催予定の欧州選手権に出場した場合、世界歴代の代表キャップ数ランキングでトップに立ち、さらに2年後にカタールで行われる2022年のW杯に参加する頃には、前人未到の代表キャップ数200試合に到達している可能性がある。(高橋智行通信員)