ユーロスポーツ電子版は「ユベントスはフェデリコ・キエーザを中心としたチームづくりをして、ロナウド獲得の間違いから歩き出すべき」という記事を掲載。ユベントスが首位インテル・ミラノから勝ち点12差をつけられて3位に甘んじている現在、来季以降をみすえてチーム再編をするべきだと提言した。

ユベントスは現在、4位アタランタと勝ち点1差、さらに5位ナポリとも勝ち点わずか3差と、下からの追い上げも受けている。4位以内に入らなければ、来季欧州チャンピオンズリーグ出場権も得られないため、必死の戦いが続く。だがそれを踏まえても、来季以降のチームづくりに早めに着手することが必要だと、記事は訴えている。

ユーロスポーツ電子版によると、ユベントスの近年の選手獲得における成功例の1つが昨年10月のイタリア代表FWキエーザの期限付きでの獲得。パルマなどで活躍したエンリコ・キエーザを父にもつ同FWはピルロ監督のもとで才能がさらに開花。ロナウドをしのぐチームの中心選手に成長しつつある。期限付き移籍の期間は来季終了時までで、買い取りオプションがついている。

一方、同記事はユベントスがリーダーの役割も期待して契約したロナウドが、日に日にチームの中で端役に追いやられていると指摘。今季もすでに25ゴールを決めているものの、3100万ユーロ(約40億3000万円)の年俸を支払う価値があるのか。ピルロ監督やモラタ、ラムジーらとともに来季も残留させるべきなのか、チームで検討されるとみている。