チェルシー(イングランド)がレアル・マドリード(スペイン)を2-0で下し、2戦合計3-1とし、優勝した11-12年大会以来3度目の決勝進出を決めた。

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Rマドリードは故障明けのセルヒオラモスが戦列復帰、アザールも古巣相手に先発に名を連ねた。チェルシーは第1戦でゴールを挙げたプリシックに替えて、成長株のハフェルツが先発した。

守りの堅いチェルシーに対して、Rマドリードは前半11分にはクロース、同17分にはモドリッチがミドルシュートを放つが、いずれもGKメンディが好捕。

同18分、チェルシーはチルウェルの左クロスに走り込んだウェルナーがネットを揺らすが、オフサイドで得点にはならなかった。同26分には相手FWベンゼマの強烈なシュートをGKがはじいて、ピンチをしのぐと、同28分に先制点を奪った。カンテのパスを受けたハフェルツがGKクルトワが前に出たのを見てループシュート。これはバーに阻まれたが、詰めてきたウェルナーが頭で押し込んだ。

Rマドリードはボール支配率で上回るものの、思うように崩しきれない。同35分のベンゼマのヘディングもGKにはじかれた。

ペースを握ったチェルシーもすぐには突き放せない。

後半2分のハフェルツのヘディングはバーをたたき、同7分のチアゴシウバ、同9分のマウントのシュートはゴール上へ。同14分にはハフェルツの絶好機もGKに阻まれた。

一方、Rマドリードは相手の厳しいマークもあって、なかなかペナルティーエリアに入れない。同31分にはカゼミロを下げてロドリゴを投入した。

そんな中、同40分にチェルシーが勝負を決定づける2点目を決めた。味方と敵が競り合ったこぼれ球をカンテが奪取、ゴール前で右のプリシックに渡し、その折り返しをマウントが蹴り込んだ。

トゥヘル監督は今季途中から就任し、チェルシーを再生。昨季は準優勝したパリ・サンジェルマンを率いており、大会史上初めて異なるチームで2季連続決勝進出を果たす監督となった。

29日にイスタンブールで行われる決勝では、マンチェスター・シティーと対戦、大会史上3度目のイングランド対決になる。両者は8日のプレミアリーグでも対戦する。